年末年始の休業のお知らせ

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    年の瀬となりました。
    冷え込みの厳しい毎日ですが、皆様体調など崩されていませんでしょうか。

    少々遅くなりましたが、年末年始の休業のお知らせです。
    「元岡学び家九大研」は、2013年12月30日(月)〜2014年1月3日(日)までお休みをいただいております。
    ただし、下記の日程で塾を開けておりますので、何かございましたら後述の日にお問い合わせください。

    1月2日(木)・3日(金) 13:00〜19:00

    皆様の積み重ねてきた努力が、うまく成果につながる一年となりますよう、一足早く新年のお慶びを申し上げます。

    川について −1−

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       ゆく河の流れは、絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある人と栖と、またかくのごとし。―という書き出しで始まる随筆がある。鴨長明の『方丈記』である。古典には詳しくないので、書き出しを知っているというくらいであるが、当面は、この<川>について考えていこうと思う。
       川は川としてそこに在るように思えるが、そこを流れている水は絶えず変わっている。目に見えているのはあくまで表面の流れであって、その中の水の動きまではわからない。表面の流れでさえも、見るたびにその様相は異なる。川の表面のことを川面というが、それもまた、様々な表情を見せる。

       長い時間の中で見れば、川そのものも変形をしている。小学生のとき、理科の時間に水の流れを観察する実験をやった。カーブの外側では砂が削れていき、内側では砂が堆積してゆく。外側では川の流れが速く、内側では遅くなる。横道にそれるが、小学校低学年の時に川で溺れたことがある。この川の流れの仕組みを知らずに、まんまと引きずりこまれてしまったのだ。たまたま近くにいた人が助けてくれたので良かったが、相当驚いたことが思い出される。
       中学生になると、社会の時間に扇状地や三角州を習うだろう。高校の地理では、三日月湖、氾濫原、自然堤防、後背湿地などといった用語が出てくる。いずれも水の流れがつくる地形である。雨が降ったときに、河道からあふれた水が浸水するところを氾濫原という。扇状地より下流になると、勾配がゆるやかになるため、川は蛇行しやすくなり、洪水などによって河道がかわることもあって、三日月湖として旧河道が取り残されるのだ。

       俵万智に「ゆく河の流れを何にたとえてもたとえきれない水底(みなそこ)の石」という短歌がある。第一歌集『サラダ記念日』に収められている。下流の石は、川の流れにもまれて丸みを帯びる。川の底では流れが違うが、そこから「流行とは川の表面の流れのようなものだ」という人もある。宮沢賢治の『やまなし』も川が舞台の作品だ。今年引退を表明した宮崎駿監督の作品に『千と千尋の神隠し』があるが、ここには川の神様が登場する。
       美空ひばりの歌に『川の流れのように』があるが、それについて、かつて「そうよね、人生って川の流れみたいよね。細い川があったり、広い川があったり、曲がりくねっていたり、真っすぐだったり、流れが遅かったり、速かったり。でも、最後には、結局みんな同じ海に繋がっているのよね。」と言っている。これは『文藝春秋(2013.1)』に見ることができる。
       冒頭の鴨長明もそうだが、川の流れやいろいろな様相が人生や人間の行動にたとえられてきた。川のこと、それにまつわることには考えさせられること、感じることがたくさんあるだろう。それをゆっくり探ってゆきたい。

      (つづく・数学科 山下翔)

      ひらめくということについて −27−

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         ここまで、ひらめくということについて考えてきた。もう少し具体的に言えば、<ひらめく>とはどういうことか、<ひらめく>ためにはどうすればいいかの2点について主に話を進めてきた。
        <ひらめく>に似た言葉に<思いつく>というものがあるが、それとの比較によって、<ひらめく>とは<“突発的に”アイディアを思いつく>こととした。これを前提に、どうやったら<ひらめく>ことができるか、ということを考えてきたが、その中で、次のような技術が必要ではないか、ということになった。

        (1)あーだこーだ考える技術
        (2)問いをたてる技術
        (3)物事を俯瞰する技術
        (4)抽象化の技術
        (5)リラックスした状態をつくる技術
        (6)新しい概念を取りいれる技術
        (7)具体的にやってみる技術

        まずは、悪あがきのようでもあるが、ともかくあーだこーだ考えてみる。よくわからないものに向かって、じっとにらんでいるだけでは何も解決しない。そこで、とにかく手を出してみるのだ。自分のできるところから具体的にやってみる。手を動かしながら核心を掴もうと探っていくのだ。
        ここでは「自分のできる方法で、実際に手を動かしながら」が肝心である。例えば友達のことをよくわかろうと思うと、直接その友達あれこれ尋ねようと思うかもしれない。しかし、それでは友達が答えてくれないとおしまいである。反応をうかがうくらいはできるだろうが、それ以上のことはわからない。そういうとき、その友達と他の人の関係を見てやるとよいかもしれない。「朱に交われば赤くなる」「類は友を呼ぶ」ということわざにもあるが、似たようなタイプの人が集まっている可能性はある。それを見ていれば、今度は似ていないタイプの人も見えてくるだろう。それで別の人にアプローチをかけてみて、……という風にやりようはいくらでもある。話がそれたが、できる範囲で、ともかくやってみる、ということがまず大事なのであった。

        そのぐちゃぐちゃした中から、それらを整理してみたり、別の視点から眺めなおしたりして、ぐちゃぐちゃしたものの輪郭をはっきりさせていく。そうしてその核心には何があるのか、どういう仮説が考えられるか、という風に問いを立てていく。よく「良い問いは、問いの形になった時点でもうほぼ解けている。」と言われるが、いかに問いを立てるかによって、解決への糸口が見つかるかどうかが決まってくる。その糸口を刺激することで、するすると問題が解けていくとき、それを<ひらめき>と呼ぶのであった。

        さて、その糸口をどう刺激してやるか、ということが問題になる。そのためにはリラックスした状態が必要なのであった。ぐちゃぐちゃになった状態が落ち着くまで、しばらく放置しておくのだ。考えを熟成させる、発酵させる、というような意味もあるが、むしろある種の緊張感から開放されたときに生まれる落差によって電流が走る、くらいのニュアンスだと思ったほうがいいだろう。
        しかしこれでは単に<ひらめく>のを待っているだけではないかと言われるだろう。何の解決にもなっていないぞ、と。この点、もう少し考えなくてはならない。それから、そもそも<ひらめく>ことが必要なのか、という問題もある。<ひらめく>ことで得られるものをそうでない方法によって手にすることができるならば、それもより簡単によりはやく得られるのならば、そもそも<ひらめく>必要なんてないのである。

        今後考えるべきこととして、
        (1) <ひらめき>の瞬間−実際にどうすればひらめくのか
        (2) <ひらめき>の効用−ひらめくとどんな良い事があるのか
        の2点を挙げてこのシリーズを一旦終わりにしたい。メリークリスマス!

        (おわり・数学科 山下翔)

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          皆様こんにちは。英語科の「な」です。

          突然ですが、あなたは「合っているのに、間違っている」という経験がありますか?

          と、突然尋ねられても、一体何のことかわからないかもしれませんね。

          私自身の「合っているのに、間違っている」の実体験は、例えば次のようなものがあります。

          ・計算過程はすべて合っているにも関わらず、「6+7=15」のように単純計算を間違え、誤答を導いてしまう。

          ・計算結果は合っているのに、解答欄に転記するときに何故か書き間違えたり、単位をつけ忘れたりした。

          ・英文の最初の文字をうっかり大文字にし忘れたり、最後の .(ピリオド)を書き忘れたりした。

          ・「答えをア〜エから選べ」という指示にも関わらず、解答欄に「2」とか「オーストラリア」とか、堂々と書いた。

          お分かりでしょうか。そう、テストの大敵「ケアレスミス」です。

          最初の3つは、ケアレスミスの王道(?)ですが、最後の「オーストラリア」なんて、「解答欄の狭さに、なぜ違和感を覚えなかったのか?」と当時の自分に問いただしてみたいものです。

          自分の場合、ケアレスミスの多さのピークは中学生の前半でした。ケアレスミスが原因で満点を逃した小テスト・定期テストは数知れず。

          しかし、中学生の後半以降、ケアレスミスの数はだんだん減っていきました。それは、減らす努力をしたからです。

          度々ケアレスミスを繰り返す自分のアホさ加減に呆れ、「もうこんな悔しい思いをしたくない!」と(多分)決意した私は、ケアレスミスを減らすために、次のことを心がけました。

          ・日頃の勉強で自己採点をする時、ケアレスミスに対して「△」でなく「×」をつける。

          ・自分のミスのパターンを分類し、テスト時の「見直しポイント」をリスト化した。

          ・自分が犯したケアレスミスに対して、「まあちょっとしたミスだし、次は大丈夫だろう」と軽々しく扱わない。

          要するに、〈ミスに厳しく!〉と〈有効な対策を!〉といったところでしょうか。

          人間誰だってミスはする。だから「ミスは起こるものだ」と考え、ミスを見逃さないための体制を整えることが必要です。

          そして、厳しくするのは「ミスをする自分」ではなく、「ミスを見逃してしまった自分のチェック体制」に対してです。

          ケアレスミス癖は「いつか自然に直るもの」ではありません。

          ケアレスミスに悩んでいる方は、まず「直そう!」と思い、具体的な対策をとりましょう。そうすれば、必ず状況は改善していきますよ。


          まき散らすべからず

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            朝目覚めたら喉が痛い。唾液を飲み込むだけでも痛い。計ってみたら熱もある。インフルエンザか。これはまずい。このまま出勤したらウイルスをまき散らすことになるかも知れない(咳は出ないけど)! ……ということで病院に行ったのが先日のことになります。
            国語科のMです。

            検査の結果、ただの風邪だということがわかって一安心しました。ともかく、非常に感染力が強い上に、かなりの苦痛を与えてくるものではなかったのです。が、暫くのどの痛みが続いたのと、インフルエンザでないにしてもやっぱり菌をまき散らす訳にはいきませんから、ここ数日はマスクをお供に過ごしています。

            ところで、風邪を引くと、もしくは、周りがみんな風邪っぴきなのに一人だけぴんぴんしていると、思い出す言葉があります。この時点でお分かりになる方も多いかも知れません。「馬鹿は風邪を引かない」。箸が転げても笹が揺れても……という時期に、これを友人と言ったり言われたりして面白がったこともありました。面白がったことはあったのですが、なぜ馬鹿は風邪を引かないなんて言われるのかと疑問に思うことは少なかった。そして、その疑問に対する答えを探そうとしたのはついこの間であったりします。
            ……どうやら、「馬鹿は風邪を引いても、そのことに気付かないほど鈍感である」ということのようです。「夏風邪は馬鹿が引く」というのも仕組みは同様で、「冬という風邪を引きやすい時期に引いた風邪を、夏になって自覚するほど鈍感である」ということらしく、結構な鈍感さんをおちょくる言葉であるようですね。「風邪を引く・引かない」こと自体を揶揄する言葉ではないし、「風邪を引いたから馬鹿・引かないから馬鹿」ということでもない。

            私はちょくちょく、授業前後に「風邪を引いてないか」「風邪を引かんように」ということを言うのですが、言っていた側の方が風邪っぴきになってしまうと、どうも、気まずいというか、ですから近頃は「恥ずかしながら私は風邪を引いてしまったのだが、君達は風邪を引かんように」というような言い訳じみた注意喚起になっています。
            お恥ずかしい。
            ただ、この場合私に対して「冬風邪は馬鹿が引く」と、「夏風邪は〜……」をもじった揶揄を向けたところで、先刻の成り立ちを踏まえると全くの見当違いとなる訳で(夏は風邪を引きやすい季節ではありませんからね)、この場合は「医者の不養生」が適切なのだろうと思います。勿論私は医師ではありませんが、注意喚起していた側が、注意していた内容によってダウンするという点では同様なのかなと。

            風邪そのものはもう全快に近いのですが、今後また風邪にやられないように、無論インフルエンザにもかからないように、そして何よりまき散らさないように! 予防の努力を怠るまいと、ちょっと気も早いことですが新年の抱負を一つ設定したところです。


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